親記事 引用 |
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全世界を航海し この世の全てを手に入れた男 ゴールド・D・ロジャー
そんな男も最後は海軍に捕まり 最強の男も正義の前に倒れる一人の人間なんだと
最初はそう思いながら見ていた
しかし私の頭にふと疑問がよぎった
「本当にそうだろうか?」
物語が進むにつれ徐々に見えてくる 海賊達の化け物じみた強さ 凶暴さ 狡猾さ
決して海軍にも引けを取らない強さだ そんな彼らすらも凌駕する大海賊団の大ボス
ゴールド・D・ロジャー
懸賞金も公表された 懸賞金は強さの他にもどれだけ政府に 脅威をもたらすか?も指標となるが それだけで大海賊のボスにはなれないだろう
それだけ強大な力を手にした男が なぜ処刑台に立たされる事になったのか? ロジャーの命令で解散したとは言え なぜ昔の仲間が誰も助けに来なかったのか? そもそも本当に捕まったのか?
私はNOだと思う
彼は全てを手に入れ ある境地に至ったのだと思う そしてこれ以上自分が海賊として いる事に「意味」をなくし ゴールド・D・ロジャーは解散を命じた
その時に恐らく仲間にはこう伝えていたのだろう 「これから俺の身にどんな事が起ころうとも 決して皆は手を出すな。それが俺の意思だから」
そして数ヶ月後… ロジャーは処刑台の上にいた
そして処刑される直前だというのに 彼は笑ってこう言った…
「この世のすべてをなんちゃらかんちゃら!」
そして海賊の意思を継ぐ者達の 大海賊時代の幕開けとなったのだ
それがロジャーの意思かのように
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